間髪を容れず(かんはつをいれず)

TERAYAMA Shizumi/ 3月 2, 2014/ 故事成語/ 0 comments

怒涛の2月が終わりました。
2月ってなんで毎年忙しいのですかね?
忙しくなることが分かっているのだから、暦を30日までに増やせばいいのに。

僕はと言えば、仕事のかたわら、ひたすらプロットとシナリオを書いていました。
なにせ、3か月の間に、大手のコンクールが3本もあるのです。
細かいところを突っ込めば、もっと数は増えるかもしれません。

ここ数年、毎年の恒例行事とはいえ、分かっちゃいるけど腰が上がらず
あれよあれよと日にちだけが過ぎていきます。

今年は特に酷かったなあ。
昨年12月に「新作長編シナリオ・足元のカメはいつか笑う(仮)企画意図」
なんてものを書いていますが、ここから物語が膨らまない膨らまない。

観念的な目標を立てても、現実問題として、じゃあどう表現するのか分からず
そこで頓挫してしまったのです。
いくつか書いたプロットも、仕上げる前に、「つまら~ん!」と白紙に戻して
また練り直してはやり直しを繰り返して、一人、白ヤギさん黒ヤギさん状態でした。

それでも人間は不思議なもので(というか、僕が極度のスロースターターだから)
本当に追い込まれると、ある日ポワンとアイディアが浮かんでくるんです。

「シナリオの神様が降りてくるのを待つの?」と質問されることがあります。
けれど実際には、そんな神様など降りてきません。
自分が見聞して経験して想像したものだけが、題材としてやってくるのです。

「1割、自分が真実だと思えることがあれば、残りの9割はフィクションでよい」
これが、ここ最近の僕のキーワードであり、作品に対するスタンスでもあります。

当たり前の日常を、当たり前に書いたのでは面白みがまるでない。
かと言って、デフォルメし過ぎると、途端に嘘くさくなってしまう。

たとえ、場面設定がありふれた日常だろうと、冒険活劇ファンタジーであろうと
説得力のある作品とは、きちんとリアリティを持って描かれているのです。
ということで、そのリアルさを求めて、うんぬんと頭を抱えていたのでした。

3本中、1本は日程的に無理、と判断してあきらめて
2本目に集中してエネルギーを注ぎ、最大の山場であった先週を乗り切って
そして昨夜、どうにか初稿が完成しました。

完成した直後は、「俺って天才かも」とうぬぼれるのですが
一晩経ち読み直してみると、呆れるほどくだらない作品に成り下がっています。

このギャップを埋める作業を、「推敲」と呼びます。

本来なら、しばらく寝かせて、頭の中を空っぽにし
それから客観的視線を持って、推敲に取り組むことが理想なのです。

んが、今回は大人の事情で、とりあえず間をおかずに推敲する必要がありまして
ただでさえ削っていた睡眠時間をさらに返上し
まあ、とにもかくにも、最低限の読み物として耐えうるだけの形に仕上げました。

今後は、ゼミの先生や仲間から講評を頂き、指導を受けて、推敲という流れになります。
それと並行して、3本目に取り掛かる予定です。(予定は予定ですよ)

連ドラを書いている作家さんは、本当にすごいなあと頭が下がるばかりです。

でもね、1年にそうそう何回もあるわけじゃないし
ここで根性見せないと、いつ見せるんだって話ですから。

先生からも「のんびりし過ぎ」と突っ込まれている、おうし座O型アラフォー世代。
今年は勝負の年らしいので、3本と言わず、ガツガツ書いていく…つもりです。

そんなこんなありまして、若干テンションが上がっている今の勢いそのままに
次回作の構想を練ってみようと思っています。

ちなみに今作のタイトルは、さんざん紆余曲折を経て
「月の零れる」という、さも意味深なところで落ち着きました。

メインの登場人物たちが、親の世代でして
これまで書いたこともなかった設定になっております。(本人比)
なぜ、そんなにもハードルを上げたのか自分でも分かりません。

細工は流々、仕上げは、なんちゃらというこで
〆切までのあと1ヵ月を無駄にしないように、丁寧に優しく作業したいと思います。


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