居酒屋(いざかや)

TERAYAMA Shizumi/ 8月 17, 2013/ 落語/ 0 comments

$こうたろう.com

今の僕が、色々な料理を食べられるようになったのは
居酒屋のおかげと言っても過言じゃない気がします。

というのも、我が家は食育という文化にはほど遠くて
いつも決まりきった定番の鉄板メニューしか出てきませんでした。

だから東京へ出て、居酒屋で口にしたおつまみが
食の世界を広げてくれたわけです。

そしてまた、時間帯が夜遅くからということもあって
食事と言えば、居酒屋が当たり前の世界でしたから
必然的に、普段の生活ではお目にかかれないようなメニューばかりで
それを少しずつつまんでは、自分の中の食文化が広がっていきました。

とは言ってもね、安いチェーン店ばかりでしたから
なにも高級な食材を食べていたというわけではありません。
あくまでもB級グルメが中心です。

そしてやはり同じく安っぽいお酒を飲んで
悪酔いして、時には収拾がつかないような失態をやらかすこともあったわけです。

あ、でも僕はアルティメット下戸なので
お酒のせいで、人生が狂ってしまったような体験をしたことはないです。
逆に飲めなかったおかげで、損をしてきたことの方が多い気がします。

そんなわけで、テンションはみなと同じレベルまで上げつつ
それでも冷めた自分がいたので、人間観察するには最適の空間でした。

どこへ行っても、出てくる話題は
だいたいが普段の生活の愚痴か、恋バナか、下ネタです。

アルコールでぶっ飛んだ理性が、それを良しとするのだから
人間の本質って、結局そういう下世話なところへ落ち着くのかなと思うと
人生、なかなか捨てたもんじゃないなという気がして安心します。

だって、楽しく酔っぱらっている中で
突然ニーチェの話を持ってきても、場が盛り上がることは恐らくないでしょう。

でもあれか。
ニーチェの会とかの会員なら(そんな会が存在するかどうか知りません)
あくまでも話題の中心はニーチェになってしまうのか。

朝鮮半島史研究会(これは実際にありました)なら
歴史認識が食い違うと、口論になったりするんですかね。

あ、ちなみに敷居の高い料亭とか、六本木や銀座のクラブは知りませんよ。
なにせ経験したことがありませんので。
でも、そこで高尚な会話が交わされているとは思いませんけどね。

酔っぱらって、タガが外れてその人の本性があらわになってくると
どうしても受け入れやすい人と、受け入れがたい人が出てきます。

僕は場の空気が読めない人、というのが苦手なので
俺が俺が、の人が出始めると、なんだかなあと萎えてしまうことがあります。
アルコールって、良薬にもなるし毒薬にもなるんですよ。

でね、話はすっごい飛ぶのですが
今、ネット上では、「はだしのゲン」の閲覧の問題を巡って
色々な意見が飛び交っているじゃないですか。

僕の見解としては、
閲覧を規制した役人に、愚か者めと言ってやりたいと思っています。

ま、それはいいとして。
どうもね、この国全体が酔っぱらっているんじゃないかと。
しかも悪酔いをしているんじゃないかと、そんな風に見ることができるのです。

この国のかじ取り役の人たちのタガが外れて、本性が見え隠れし始めている。
できれば見たくない本性ばかりが目立ち始めてきている。
驕りとか自惚れとか、分かりやすく言うとそういうことです。

で、誰がそんな状態にしてしまったかというと
そこは僕たち一般国民のせいでもあるのです。
僕らが法的にできる最大の特権は選挙権を行使することです。
その権利を放棄したり
あるいは投票してから、文句を言ったりしてもダメなんです。

「はだしのゲン」の一例なんて、まだ序の口かも知れませんよ。
長くなるので、機会があれば、またどこかで続きます。

早く酔いから醒めて欲しいのだけどなあ。


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