bring up

TERAYAMA Shizumi/ 7月 30, 2013/ 英語/ 0 comments

$こうたろう.com
:Heidi was brought up by her grandfather.
:It was quite hard for her to bring up four children by herself.

人が人を育てるって、どういうことなんだろうと思います。

僕には子どもがいないので、親の気持ちというものが、今一つ分かりません。
実体験がないので、想像できる範囲でしか捉えることができないのです。

学校で働いていた時、先生の役割りはなんだろうとずっと考えていました。
本当に「聖職」という言葉が当てはまるように
学習はもちろん、人間形成にも大きく関与してしまいます。

しつけは家庭の問題というのが、僕の基本的な考え方なんですが
そのしつけすらままならない児童や生徒はたくさんいて
そこまで先生が面倒をみなければいけないのかと思うと
やりがいがとか、好きだから、のレベルで続けられるものじゃない気がしました。

劇団という組織があって、座付の演出家が所属俳優を育てるということは
スポーツにおける監督と選手の関係に似ています。

育てるなんていうとおこがましいかも知れませんが
でも所属俳優に伸びてもらわないと、劇団そのものが成長しません。

だから、劇団員にはいつもハードルを一つ課し
客演陣には、その俳優が持っているポテンシャルを100パーセント発揮してもらう。
そうでないと、演出家が座付でいる意味がないと思っていました。

先ほど、スポーツに似ているといいましたが
成長する伸びしろが一番大きいのは、観客の前でパフォーマンスをすることです。
どんなに基礎練習だけやっていても、やはり本番に勝る経験はありません。
観客が役者を育てる、これはまったくもって事実です。

昨日まで行われていた、サッカー東アジア選手権。
韓国のホームで日の丸を背負った選手が、韓国代表と闘うということが
どれだけの意味があることのか、どれだけの経験値を得られるのか
テレビで試合をご覧になった方ならお分かり頂けるかと思います。

基礎練があって、本番があって、振り返りがある。
これを人間に当てはめると
家庭でしつけがあって、外に出て社会性を学んで、省みることで成長していく。
これの繰り返しなんでしょうね、きっと。
そう考えれば、分からなくもない。

たくさん本を読んで、たくさん映画を観て、たくさん芝居に触れる。
音楽を聴くことも、絵画を鑑賞することも、スポーツ観戦することも
とにかくなんでもかんでも人生の肥やしになります。
無駄なことなんて一つもありません。

でもね、やっぱり人と触れ合うことが、どんな教科書にも勝るのです。
人は人から学ぶことが一番多いと思うのです。

だから、どうせなら人を好きになった方がいいじゃないですか。
特定の誰か、という意味ではなくて
ヒューマンビーンを好きになった方が、生きてて楽しいじゃないですか。

素材は、そこかしこに溢れています。
あなたが人生を退屈だと感じているなら、まずは隣人を愛してみましょう。
別に変な宗教の勧誘ではありませんが、けっこう面白いと思いますよ。


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