松山鏡(まつやまかがみ)

TERAYAMA Shizumi/ 4月 9, 2013/ 落語/ 0 comments

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何も知らない、ということは、捉え方一つであっという間にポジティブになる。

邪念がないから、純粋に物事を楽しむことができるし
からっぽだから、どんなことでも吸収してしまう。

入学式へ向かう新一年生の姿を見て、ふっとそんな考えが頭をよぎった。

頑張れと応援したくなる一方で
その背中が次第に汚されていくことを想うと、悲しい気持ちがあふれてきた。

彼、彼女たちには無限の可能性が広がっている。
少なくても、その道筋を大人の都合で潰してはいけないと思う。

僕らの世代は
ことある毎に「21世紀はあなたたちの時代です」と言われ続けてきた。
その結果がこの様かよと思うと、何ともやりきれない気持ちでいっぱいになる。

そんな思いを、今の子どもたちにはしてほしくないなと、心底願う。

で、いつもの繰り返しになるけれど、やっぱり好奇心を持つこと。
これに尽きると思う。

世界を動かすものは、野心を持った好奇心である。
見えない明日に、希望の種をまき続けることである。

僕らには、世界を知る自由がある。
恐れず、一歩を踏み出せば、きっと道は開けてくる。

情報過多、というよりは、情報濁流の時代に飲み込まれて久しいけれど
この濁流から呼吸をするために這い上がる、そんな勇気が欲しい。

人間、一人が手にしている情報の量なんて、たかが知れているのだ。
ましてや情報の信憑性となると、もう何を信じて何を疑っていいのか
そんなことすら分からなくなる。

だから、自分の内側を見つめる目と、外へ開く目を同時に持てるようになりたい。

まあ、そんな達観的な境地に達するためには
それ相応の経験と勉強が必要なんですけどね。

無理して大人びる必要もないし、童心を振りまく必要もなくて
今の、あるがままの自分をさらけ出し
いっぱいつまづいて、傷ついて、涙こぼしたその後に
いつか開く花を愛でる気持ちがあれば、多分それだけでいい。


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