惜しむらくは

TERAYAMA Shizumi/ 6月 8, 2017/ 大和言葉/ 0 comments

観たい芝居がたくさんあることは
幸福なことと同時にある意味不幸なことかもしれません。

多分、僕は映画館へ足へ運ぶより
劇場へ向かうことの方が多いです。

で、幸福なことというのは
向かいたい劇場がたくさんあること。

ある意味不幸なこととは
たくさんあり過ぎて、すべてを観ることができないこと。

スケジュールの調整や予算の関係で
泣く泣く断念せざるを得ない芝居がたくさんあります。

思いついた時にふらっと劇場へ向かい
素敵な芝居を観ることができたら、きっと幸せなんだと思います。

ところが人気のある芝居というのは
ほぼほぼ前売りチケットを予約して
この日のこの時間に観に行くと決めてかからないといけません。

運営側も、当日券を用意してくれますが
それを手にするためには、やはり手続きを踏む必要があります。

まだ名の知れぬ劇団を発掘するという
お楽しみがないわけではありません。

しかしやはりスケジュールの調整と予算の関係で
いつでもどこでも観に行けるわけではないのが現状です。

DVDを購入する。またはレンタルするという方法もあります。
でもDVDで伝わる面白さは、劇場で観る面白さの3割程度というのが
僕の持論です。

観劇人口を増やすとっかかりとして、映像から入る
という方法は理解できなくもないのです。
面白いと思ったら、次回公演から劇場へ行けばいいのです。

最近は、小劇場でもロングランをする集団が増えてきています。
大変ありがたいことです。

とはいえ、やはり東京で上演している集団の数は
とっくの昔から飽和状態になっている気がしてしまいます。
上演数が圧倒的に多すぎるんじゃないかと思うのです。

選択肢が多いということは、選ばれなかった作品も出てくるということで
次回以降、その集団の作品が上演されるかどうかは未知数です。

そして繰り返しになりますが
演劇の面白さはライブに勝るものはありません。

演劇はリサイクルのきかない芸術です。
一つの公演を見比べても、まったく同じということはありません。

だから面白いし、だから難しい。

ネットや動画だの、4Kだ8Kだと
デジタルの技術がどれだけ進歩しても
この世から演劇がなくなることはないでしょう。

あとはね、演劇人に対するリスペクトの輪が
もっともっと広がればいいのになあと思います。

限られた媒体の中で、どのような戦略を立てるのか。
もちろん、伝える側のマスメディアにも努力してほしい。

はあ、議論は尽きませんので、今夜はこれにてお終い。


Leave a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。

You may use these HTML tags and attributes: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>