一望千里(いちぼうせんり)

TERAYAMA Shizumi/ 5月 23, 2017/ 復刻版・四字熟語辞典/ 0 comments

船の上から水平線を見たことがあるだろうか。
僕はある。
小学生のときだ。

港を出港した船は徐々に加速していく。
さっきまで近くに見えていた陸地が遠ざかり
やがて360度パノラマのような景色に巡りあう。

昔の人が、海の先は崖になっていると信じたのもうなずける。
それほど圧倒的に、海、海、海。
ガリレオの主張も納得してもらえないわけだ。

野生のイルカの群れと出会う。
船の後をついて泳いでくる。

夜には満天の星空。
星座版もこの時ばかりは役立たず。
北極星だけを目印に昔の人は航海したというけれど
北極星を特定することすら難しい。

そして信じられないほどの流れ星。
こちらは祈る回数が増えて、得した気分。
果たしてどこまで祈りは届くことやら。

この広大な海に
勝手に国境というラインを引いてしまった
人間のあさましさ。

母なる海は誰のものでもない。
地球の財産なのだ。
(2009年8月20日)

振り返りのコメント
海はでかい。でかすぎ。
いつか俺は海に出る。そして海のような男になる。
なんて台詞を書いたことがありましたとさ。


Leave a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。

You may use these HTML tags and attributes: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>