すこぶるつき

TERAYAMA Shizumi/ 9月 10, 2016/ 大和言葉/ 0 comments

eringi

「喜びは2倍に。悲しみは半分に」
というネイティブアメリカンの格言があります。

大切な人と一緒にいる時
このような時間の過ごし方ができたら
本当に素敵だなあと思います。

えてして日本人は感情表現が苦手だと言われています。
でもそれは、苦手なのではなく
世間や空気がそれを許さない雰囲気を作っているからです。

オリンピックでメダルを獲得した選手が
派手にガッツポーズをしようものなら
相手選手に失礼だというコメントが平然と出てきます。

逆にメダルを取れなかった選手が悔し涙を流せば
やっぱり相手選手に失礼だというコメントが出てきます。

オリンピックという生涯に一度あるかないかの
プレッシャーのかかる場面でさえ
感情を爆発させることができないのだとしたら
いったいどこで喜怒哀楽を表現しろというのでしょう。

そのくせ、就職の面接などへ行けば
やれ自己表現ができないだとか
やれ何を考えているのか分からないとか
意味不明なレッテルを貼られてしまうのだからたちが悪い。

どこでも誰でも
己の感情に素直になればいいというわけではありません。
わがままと自己表現はまったくの別物です。

ただ必要な時に必要なエネルギーを出せるかどうか
この差は非常に大きいと思います。

僕は、演劇が学校教育の中に
もっと入っていけばいいなあと思っています。

ただ、指導者というかファシリテーターの数が
圧倒的に少なすぎるのが現状なんでしょう。

優れた演出家が、優れたファシリテーターとは限らないし
そんな必要もありません。

演劇に限らず、芸術分野が教育にもたらす効果は
大人たちが考えている以上に大きなものがあるのです。

教育と書きましたが
本当は教育なんて言葉を使ってほしくないのです。

自分の心の声に耳を澄ませ
失敗することを恥と思わず
自分なりの方法で表現できるようになったら
人間関係だって豊かなものになると思うのです。

美しいものを美しいという心。
嫌なモノを嫌と言える勇気。

あと少し、感情をすこぶるつき表現することができたら
見えてくる景色がまた違ったものになると思うのです。


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