道すがら

TERAYAMA Shizumi/ 6月 19, 2016/ 大和言葉/ 0 comments

sanpo

十年一昔と言いますが
一つのことを十年間続けることの難しさは
たとえば○○十周年記念なんて宣伝文句を見れば
いやでも分かるかと思います。

始めることは誰にでもできます。
問題は、質を上げながら継続していくことです。
もちろん惰性で続いていたのでは意味がありません。

それでも、まあ十年も真面目に打ち込んでいれば
どんなことでも、それなりに進歩はあるようです。

「続けることも才能の一つ」
これは僕が中学時代の恩師からもらった言葉です。

どんなに多趣味でも好奇心が旺盛でも
十年間一つのことを続けていると
自然と必要なものは手元に残り
そうでないものは淘汰されていくようです。

もちろん十年間ですべてを為し終えることはありません。
あくまでも通過点に過ぎず、さらにその先へ道は続きます。

その道の脇には、綺麗な花が咲いて
同時に薬草があり毒草も待ち構えています。

魅力的な誘惑もあれば脇道もあって
気がついたら迷子になっていた、なんてこともあるでしょう。
信念が揺らぐことだって、当たり前のように起こります。

初心忘れるべからずとは言いますが
初心だけでは必ず限界が来るのです。

だからもし、目標を見失い目的すら分からなくなったのなら
立ち止まって、これまでの過程を振り返ってみたらどうでしょう。

立ち止まることを恐れてはいけません。
振り返ることを嘆いていてはいけません。

だって、そこにはあなたの血となり肉となった
これまでの積み重ねの後が、しっかり残っているからです。

先のことは分からなくても
過去から学ぶことはいくらでもできます。

成功体験はもちろん、ほろ苦い体験だって
これまでのあなたを支えてきたものであり
これからのあなたを支えていくものです。

人生が続く限り、いやでもまた歩き出す日がやってきます。

歴史に学び、未来へ繋いでいくこと。
点と点を線にしていくこと。

今、という時間を生きるって
きっとそういうことなんだろうなあと思うのです。


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