朝に道を聞かば、夕べに死すとも可なり(あしたにみちをきかば、ゆうべにしすともかなり)

TERAYAMA Shizumi/ 9月 24, 2012/ 故事成語/ 4 comments

$こうたろ.com

mixiやFacebookに登録していると
ご丁寧に「明日は○○さんのお誕生日です」と教えてくれます。

それはとてもありがたい機能で
ついうっかり忘れがちな記憶を、呼び起こしてくれるので助かっています。

助かっていますが、時々不意に悲しくなることがあります。
それは、もうその人の誕生日を祝うことができない時です。

お祝いする本人がいないのに、誕生日だけは毎年やってきて
「明日は○○さんのお誕生日です」と教えてくれます。

もはや使われることのないアカウント。
きっと、そんなアカウントがネット上にはゴロゴロ転がっているのでしょう。

同じことが、携帯電話にも言えます。
二度と繋がることのない電話番号があって
でも削除する気持ちにはなれなくて、そのままアドレス帳に残っています。

悲しい本当の理由は、お祝いすることができないからではなくて
誕生日そのものを忘れていたから。

昨日まで感じていた温もりが、いつの間にか思い出に変わってしまっているから。
誕生日を迎えれば迎えるほど、彼(彼女)たちとの距離は離れていきます。
距離が離れて、痛みが和らいで
そして思い出として記憶の片隅に追いやられていく。

僕は、そのことが悲しい。

もちろん、痛みを抱えたまま生きていくことは不可能です。
不可能だし、受け入れるしかないし、認めざるを得ないのだけど
それでも、思い出に変えたくない記憶というものはあります。

死んでもいい人間なんてこの世にはいません。
それでも、いつか人は大地に帰っていきます。
そんな運命、蹴飛ばしちゃえと思うのですが、どうしても逆らうことができません。

だとすれば。

残された僕たちには、明日を夢見る権利がある。
彼(彼女)たちが見ることのできなかった景色を見る自由がある。

朝、どんなに素晴らしい夢を見ることができたとしても
晩に亡くなったのなら意味がないのです。

夢を見続けること。
それは先に逝ってしまった朋輩の人生を背負うのではなく
ただ己のためにだけ、まい進すること。
他の誰かのためではなくて、自分のために生きること。
自分が幸せになるために生きること。

だって僕の幸せは、どこかの誰かの幸せであり
どこかの誰かの幸せは、僕の幸せでもあるのだから。

どうか生きてください。
あなたの明日のために。


4 Comments

  1. SECRET: 0
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    こうたろさん こんばんは。
    ここにくると、いつも思います。
    ふーが語ってみたいこと、どう語っていいかわからないこと
    全部がここにあります。
    毎日「ありがとう」です(。◠‿◠。)

  2. SECRET: 0
    PASS:
    >ふーさん
    こんばんは。
    僕は、ふーさんより歳を重ねている分
    少しだけ色々な経験をしているのかもしれませんね。
    こちらこそ、毎日が「ありがとう」です(*^▽^*)

  3. SECRET: 0
    PASS:
    ペタ感謝です。ブログ遊びに来ましたが、強烈なメッセージやなぁ。こういったブログ書いてる人もいるんやなぁ。感謝やで~。

  4. SECRET: 0
    PASS:
    >たぬたぬさん
    こんばんは。
    遊びに来ていただいたうえに
    コメントまで書いてくださり、ありがとうございます。
    実のある話は、出てきませんが
    また時間のある時にでも、フラッと立ち寄って頂ければ幸いです。
    どうぞよろしくお願いします。

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