宦官の子どもよりめずらしい

TERAYAMA Shizumi/ 9月 3, 2012/ へんなことわざ/ 0 comments

$こうたろ.com

私の愛する子どもへ。

元気ですか?という質問は少々他人行儀のようでもありますが
私が、この手紙を読んでいるあなたに聞きたいことはただ一つ
元気ですか?ということなのです。

私は今、あなたのお父さんに誘われて旅をしています。
望んだことが何でも叶う、そんなおとぎ話のような街がどこかにあるらしく
そこを目指しているわけです。

あなたが暮らしている街が、私たちが探し求めている街なら
これ以上の幸せはありません。
けれども恐らくは違うのでしょうね。

故郷を離れて半年以上が過ぎようとしています。
ですが、未だその街の影を見つけることはできません。
そしてこの先も、きっと見つけることはできないでしょう。
おとぎ話に出てくる街は、おとぎ話の中にしか存在しないのです。

そして実のところ
そのことは私にとってはたいした問題ではないのです。

私にとって大切なことは、今をどう生きいるかということで
それはすなわち、あなたのお父さんと歩み続けるということだからです。

充実した一日が幸せな眠りをもたらすように
充実した一生は幸せな死をもたらす。
だから俺は幸せだよ。
そう言って、私の愛する人は、深い、深い、眠りにつきました。

けれど私の内にはあなたがいる。
そしてあなたの内には大きな愛がある。
あなたのお父さんがそうであったように。

あなたも自分の人生を振り返った時に、お父さんと同じ言葉が言えるよう
終生、誠実な人間になるように努めて下さい。
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本日のお題を持ちまして、「へんなことわざ」シリーズは完結いたします。

文庫本のタイトル通り、世界中にはへんなことわざがたくさんあり
それらを読むことが何よりの楽しみでした。

同時に、そこからイメージを膨らませるという作業は困難を極めましたが
このブログを始めるにあたって、最初の課題としては適切だったと思っています。

文庫本には、ここで紹介していない、いくつかのことわざが残っています。
それは、ブログのタイトルとしては、あまりにも相応しくないものと判断したため
あえて、省かせて頂きました。

実のある話は何一つ書いておりませんが
それにも関わらず、おつき合い頂いた読者の皆様には感謝の気持ちで一杯です。

次回からは、「故事成語」をお題としたブログを書く予定です。
古くから中国に残された、含蓄のある言葉でどこまで遊べるのか
僕自身、楽しみにしています。

お時間がございましたら、またおつき合い頂けると幸いです。

世知辛い世の中ですが、絶望の中にも希望の光はある。
そう信じて、お互いこの21世紀を生き延びましょう。
では、また。

     HOPE こうたろ


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