SHIMIZU Kotaro/ 5月 17, 2015/ 復刻版・四字熟語辞典/ 0 comments

koibito

近頃、福山雅治の「最愛」という曲がマイブームなのだ。
そしてこれをテーマ曲にした「容疑者Xの献身」という映画こそ
究極の恋愛ドラマではなかろうか。

(以下、ネタバレ含む)

「ガリレオ」の延長として公開されたから
ドラマ同様推理の過程を楽しみにしていた。
しかし画面に現れたのは、一人の男の悲痛な叫びだけだった。

片思いの相手のために
殺人、死体損壊、死体遺棄
その上ですべての罪を被って自首までしてしまう。

最初から最後まで計算して行動していたのだから
天才の考えつくことは想像を遥かに超えている。

ただそんな天才でさえ
人の心を想像することだけは計算外で
結局残ったものは、誰も幸せになれないという結末だけだった。

東野圭吾作品では
「白夜行」、「幻夜」でも同様の男性像が描かれている。

犯罪の内容もさることながら
ここまでマイナスの精神に読者を導いていくことこそ
作家冥利に尽きるのではないだろうか。

(2009年7月31日)

振り返りのコメント
この映画の堤真一さんの演技は
映画史に残るといってもいいくらい僕は好きです。
それにしても、東野圭吾さんの頭の中身って…


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