「この島で名誉なんぞと言ってるのは、ハリケーンの中でシルクハットをかぶってるようなもんだ」

TERAYAMA Shizumi/ 1月 22, 2015/ 映画の名セリフ/ 0 comments

taihuu

出典:ハリケーン

同居している姪っ子から
「卒業式のスローガンを考えて」という質問を受けました。

もう、そんな時期なんだなあと思う一方で
学校生活を楽しんでいる姪っ子がうらやましくもありました。

あ、姪っ子は中1なので、卒業まであと2年あります。

で、僕は僕なりにキャッチコピー的なものをいくつか考えたのですが
そのほとんどが却下されました。

理由は、「ふざけてる」とか「意味不明」だそうです。

遠い記憶を遡ってみると
中学校の卒業式って、練習も厳しかったし一番厳かな式典だった気がします。

そんなわけで、いわゆる「中学生らしさ」のものでないとダメなんだとか。

さて、やんごとなき事情により、職務経歴書を作っていた時のことです。
自分の経歴を見て、ふと、いったい自分は何者なんだろうと疑問が湧きました。

しがないフリーターといえばそれまでなんですが
肩書きのない人生というのもまた、どうなのかなと。

ま、つまりは真っ白なんですね。
訂正。真っ黒かもしれません。

どちらにせよ、何者でもないことには変わりなく
世間一般的には、ダメダメなんでしょうね、きっと。

でも、強がりでも言い訳でもなく、見栄やプライドといった二次的要因から
解放されている自分の立ち位置が心地よくて
そんなものは、犬に食われて死んでしまえと思う一方で
果たして、じゃあ何を支えに生きているの?という原始的な問いには
首をかしげてしまうのです。

自尊心はある。

曲がりなりにもこの歳まで生きてきたのだから
それなりに経験してきたこともある。

そこは誇ってもいいと思うんです。

勘違いしちゃいけないことは
自分の誇りと他者の誇りを比較して
優越感に浸ったり、劣等感を恥じることです。

あなたにはあなたの人生があって
僕には僕の人生がある。

交わることもあれば、相いれないことだってあるでしょう。

ただし、自分と関わってくれた相手を
がっかりさせるようなことはしたくないなと思います。

人生のある部分を共有したからこそ
その時間を誇りに思ってほしいと願うのです。

たとえば創作活動なんか
一人でパソコンと格闘している時間ばかりです。

でも指導して下さる先生がいて、切磋琢磨し合える仲間がいて
そういう恵まれた環境の中で、自由にさせてもらえているのだから
感謝の気持ちを忘れず、謙虚に、けれど胸を張って一筆入魂していかないと。

冒頭、姪っ子の人生はこれからです。
多感な時期に入って、悩み傷つき恋もするでしょう。

できることなら、世界はまだまだこんなものじゃないということ
実体験として身につけてくれたら、叔父としてこんなに嬉しいことはありません。


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