一石二鳥(いっせきにちょう)

TERAYAMA Shizumi/ 9月 20, 2014/ 復刻版・四字熟語辞典/ 0 comments

青い鳥

近所の駄菓子屋に
100円玉1枚握り締めて
買い物に行くことが子どもの頃の贅沢だった。

とりあえず所持金は100円。
この100円をいかに有効活用するのか
目の前に居並ぶ駄菓子の数々を見つめながら物色をする。

そこで大抵買うものといえば、くじつきのお菓子だ。
当たればもう1個お菓子がもらえる。
つまり100円が200円に化けるのだ、
こういう計算だけは得意だった。

ガムの色で景品が決まるもの。
ひっぱった先の糸に景品がついているもの。
アイスキャンディーの棒に当たり外れが書いてあるもの。
誘惑される駄菓子は多い。

まずは口ならしにガムを買う。
外れる。
まあよい。所詮口ならしだ。

本命は紐の先についているおもちゃ。
えいやと念じながら紐を引く。
外れる。

もう一度引く。
外れる。

結局当たったためしはなく
気がつけば他にも欲しい駄菓子はあったのに
残ったものは、口の中のガムと色とりどりの飴。

けれど子ども心に焼きついたギャンブル魂は
今でも変わることはない。
ということで、当たってくれと念じながら、毎週totoを買っています。

(2009年7月12日)

振り返りのコメント
今はもう、駄菓子屋じたいが存在してないですね。
駄菓子屋のお菓子を扱っているショップはありますが。
店主のおばちゃんとの攻防が面白かったんだよなあ。


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