at large

TERAYAMA Shizumi/ 8月 5, 2014/ 英語/ 0 comments

英語
:The suspect is still at large.
:The monkey which escaped from the zoo is still at large.

猟奇的で物騒な事件が相次いでいます。
手口や方法は21世紀的世相を表しているのかもしれませんが
事件を起こした動機については、今も昔も変わらない気がします。
情報伝達のスピードが格段に上がっただけで。

つまるところ、人間が持つ悪意は変わっていないわけです。
そして悪意を悪意として認識できない人たちが、加害者になっていく。

周囲の人間が気がつくべきだ、という論調もあるようですが
善意は目に見えても、悪意はなかなかその姿を現さないから
事件が起こって初めて、納得せざるを得ないのだと思ったり。

かと言って、悪意をそのまま放置しておくわけにもいかず
けれどそこから救う手段が見つからず
安易に答えを求める人は、宗教だの教育だのしつけだの占いだのと
分かりやすい道を選択してしまいます。

楽なんですよ。
他人が用意してくれた物語を信じた方が。

自分の中で何かが破たんした時に
それに取って代わる物語が目の前にあれば
誰だってすがりたくなってしまいます。

その気持ちは分かります。

でもね、と。

どんなにあがいたところで、自分が生きる道は自分で決めるしかなく
それは、自分だけの物語を紡いでいくということだと思うのです。

その能力に長けている人と、苦手な人がいることも事実ではありますが
大切なことは、他人の物語の模倣ではなくて、あくまでもオリジナルであること。

だから、得手不得手というのは大きな問題ではなくて
自分にとって納得できる形であれば、どんな物語でも構わないのです。

ただし、悪意が善意に勝ってはちょっとまずい。

100パーセント納得して、人生をまっとうしている人なんていないですよ。
誰だって、多かれ少なかれストレスを感じていて
どうにかこうにか折り合いをつけながら、やりくりしているのです。

パーフェクトな人生なんて捕まえられないと思った方が
どれだけ救われることか。

高みを目指すことが悪いと言っているのではありません。
妥協しろと言っているわけでもありません。

ただ受容していこうと。

あなたはあなた以外の何者でもありません。
向上心を持つことはとても大切なことですが
戦場は、自分の心の中だけに留めておいた方が
きっとあざやかな彩りが増すと思うのです。


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